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【オートレース】偉大なる父と同じ世界へ―田中崇太「父とは違うタイプなのかな」~山陽G2若獅子杯スポーツ報知
若獅子杯2日目6Rを制した田中崇太(左	
�、オートレースなるとはタイプなのかな~G2右は2着の石橋啓士)

◆若獅子杯争奪戦(G2、偉大違う11日・2日目 、父と山陽オートレース場)

 最強のシゲルDNA 、同じへ田太父ここ一番の丁場でスイッチオン!世界山陽 若獅子杯2日目の第6R。中崇クレセドラン今年1月に37期生としてデビューしたばかりの田中崇太が躍動した 。若獅10メートル前に同じ2級車を操る石橋啓士が構える、オートレースなるとはタイプなのかな~G2容易ではない番組構成だったが 、偉大違う絶妙に同期の盟友をパスして 、父と誰よりも先にゴール線を通過した。同じへ田太父

 「同期とのレースは普段以上に緊張しちゃいますね。世界山陽何とか6周回を使って 、中崇nijiranあいつを抜くことだけを考えて走りました。若獅石橋とはお互いに力差があるわけじゃないので、オートレースなるとはタイプなのかな~G2勝つことができて本当にうれしいです!」

 この一戦を鮮やかに制することができたのは 、あの手痛い経験があったからこそだと田中は話す 。「はい、実はこの前の優勝戦(9月3日、飯塚)で自分は落車をしちゃいました 。あの時も同期の村田(光希)が自分の前にいたんですが、もう力が入り過ぎてしまって、夢中になり過ぎて 、そして落ちてしまいました 。負けられない ! という気持ちが強くなり過ぎて失敗して、その後は本当にいろいろと考えました」

 そして 、シンプルな答えにたどり着いた 。「そういう場面では、もうなるようになる! という気持ちで走ればいいと思うようにしました。あの落車があったからこそ、今回のレースはその気持ちを持ってレースに向かい、何とか結果を出すことができたんです 。それがまたうれしいですよね」

 偉大なる父の背中を追って、このタフな世界への参戦を決意した。SG4勝、2006年には年間MVPに君臨した茂に心底から憧れて、同じ職業を志した 。

 「家にいる父は本当に兄弟とか友達みたいな存在なんですが 、レーサーとしての父は本当にすごいです。僕は、父とは違うタイプの人間なのかなって思うんです 。何でも一からじっくり考えて、物事を進めていくタイプですが、父は完全に直感というか感覚派という感じですもんね 。どんなレースの前でもいつも通りですし、あの感覚はものすごく尊敬しちゃいます 。普通じゃあ、なかなかできませんよね!」

 オート界最強のサラブレッドレーサーという看板を背負って養成所の門を叩いたが 、当時は苦闘 、苦悩の連続だったという 。「自分は養成所の頃は、同期たちのもう下の下でした。全然速くなくて 、やっと選手になれたんですが 、そこから少しずつ良くなっていって 。一番は乗り方や車の抑え方とかですかね 。選手になって一番惜しかったのは鈴木圭一郎さんと戦った優勝戦(8月4日 、山陽) 。最終周回まで何とか先頭を走ることができて 、あともう少しで優勝できる! よ~しっ ! と力んだら  、最後の最後に圭一郎さんに差されちゃって(苦笑い) 。本当にあともう少しのところだったんですけれどねえ~」

 夏場になり、そして秋を迎え  、近況は白星ラッシュでその存在感を増大させている。やっぱり 、彼は天下のシゲルJr.だった。「父の夢は3代でオートレースを戦うことなんです  。いつか自分に子供ができて 、レーサーになって、みんなで走ることができたらもう最高ですよね ! 何年後になるんですかね(超ウキウキした表情で)」

 最後にこの日、白星を奪い合った石橋(この男 、ノリ抜群)と二人の写真を撮るころになったが 、石橋が「よしっ 、じゃあ今回は自分が負けちゃったので、田中がどうだ ! というポーズを取って、自分は参りました~という顔をします」といってハイポーズ 。出来上がった写真を二人で確認し合うと 、完全に演じ切る石橋とは対照的に田中はどこか照れが見え隠れして、ややぎこちない表情に。石橋は「もっと、やり切ってよ!」とテイクツーをリクエスト。すると田中は「こういうところは石橋の方が全然父に似ているんですよ。自分はやっぱり少し照れちゃうんですが、石橋はやり切っちゃいますもんね~」と苦笑いが続いたが 、再びカメラを向けると 、この写真になりました。

 やっぱり崇太さんは、茂さんの血を引いていますね。完全にぶっ飛んだドヤポーズ&表情を決めまくって、石橋さんからも「そうっ! これぐらいやらんと~ ! いいね~」とようやく合格が出ました。もう、どんな張り合いなんだ(笑い) 。

 でも  、この調子でどんどん自分らしく、明るく元気に戦い続けて  、オートレース界をヤンヤヤンヤと盛り上げていってください 。コース上でも、ロッカー内でも 、とことん賑やかせまくるシゲルファザーのように。

(淡路 哲雄)

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